食の選択が変わる未来〜フードテックによる新しい世界
2023.10.25 vol.19
飲食店コンサルタント会社
🐸カエルカンパニー結城です。
TOKYO 東京出張2日目
昨日「これマネ」の講演会でお聞きした
株式会社UnlocXの田中宏隆さんの
「フードテックの最新動向と未来」
凄い興味深い話で
今日のミーティングを前に知りたいドンピシャな情報でした
食とテクノロジーの融合
フードテックとは、最新のテクノロジーを駆使することによって、
まったく新しい形で食品を開発したり
調理法を発見したりする技術をいいます。
日本はアメリカ等と比べて遅れているとはいえ
思っている以上に生活に入り込んできています。
これからフードテックが進行していくと
飲食店でのメニューの選び方が変わっていく。
血糖値センサーをつけている人を
見かけたことがありますでしょうか?
「リブレ」という機器が一般的ですが
誰でもAmazonで購入ができ
身体にセンサーをつけておくと
血糖値を常に計測ができるというもの。
例えば、この機器をつけることで
大好きなカレーを食べただけで
血糖値が大幅に上昇するのを見て
「もう二度とカレーなんて食べない!」っていう発想になると。
そうすると食べたいメニューではなく
血糖値が上がらない
メニューを選ぶようになる。
つまりメニューの選び方が変わってくるので
提案の仕方も変わってくると。
血糖値が上がらないメニュー
食べ方の提案。
先に運動をして血糖値を下げてから食事をする
運動の提案。
そうした中、アメリカでは代替品の提案も進んでいて
チーズの味をアーモンドで再現するとか。
ちょっと前に流行った「大豆ミート」なんかもそうですね。
自給率が低いのに戦略がない日本。
もっと代替え肉など
産業人としてどう関わっていくかを
考えていかないといけないと言われてました。
このフードテックの考え方は
まだあと4本くらいブログが書けるくらいのネタがあるのですが
今日お伝えしたいのは
テクノロジーの進化により
食の選び方が変わる未来がくるってこと。
すでに各国ではそうした取組が始まっていて
アップルウォッチのような機器をつける事で
足りない栄養素を判断し
データに基づいた栄養素サプリメントを
定期的に郵送してくれるシステムなどがあり
日本でも、FANCLが尿検査から
不足している栄養サプリを送ってくれるサービスが
始まっているそう。
テクノロジーとどう向き合うか?
がこれから大事になってくる。
日本を支えるサラリーマンのお昼事情
昨日、お会いして打ち合わせをしたクライアントさんには
フードテックの考え方がドンピシャに当てはまり
この会社の持っている価値は
ここで生かせることができる
って思うものでした。
東京都内で働く
サラリーマンのお弁当メニューの開発を
カエルカンパニーで請け負う事になりました
クライアントさんと一緒に視察にいった場所は
新宿にある地上30階建ての超高層ビル
中に入っても凄い光景が広がります。
このビルの1階にお弁当屋さんが集まる「屋台DELI」
12時をすぎると行列ができています。
なんでも東京の高層ビルで仕事をすると
エレベーターで1階に行く往復時間だけで
15分かかるんだそう。
お弁当を買って
電子レンジで温めてってやっていると
10分経過。
結局、お昼ごはんを食べる休憩時間は
25分しかないんだそう
正直・・・お昼ごはんなんてどうでも良い。
お腹がいっぱいになって安いのが条件。
大企業になればなるほど
派遣社員も多くなり
お昼ごはんにかけれる1食の料金は500円〜600円とか
人気のお弁当は500円〜600円。
それでも、このエリアだけでもお昼だけで
1000個は弁当が売れるそう。
薄利多売ですが利益は出るのではないかと。
東京/広島/沖縄
全部同じ日本ではあるけど違う国
働く人の環境が変われば、食の提案も変わる。
そうした変化を知ることは
好奇心を駆り立てられてとても刺激的。
フードテックを絡めた長期的目線で
食材と向き合っていく。
良い提案ができるように
I'll try my best