飲食店は食べる楽しさを提供する仕事〜コスト削減について
2023年10月12日 vol.7
久々に広島に戻りました。
広島の事務所に戻ると商工会議所から郵便が。
どうやら10月で個人事業から数えると
カエルカンパニーは 16周年 になったようです!!!!
16年間、支えてくれたお客様のおかげ。
本当にありがとうございます。
さて、朝8時に沖縄の家を出て
今日のコンサル先
広島のお店に到着したのが14時。
ある20年続いた飲食店さんが
事業継承をするという事で
リニューアルオープンにむけてのご相談へ。
今、飲食店さんって本当大変。
電気やガスのエネルギーコストが瀑上がり。
自店舗のエネルギーコストもあがるし、
仕入れ先も同様にあがるので、
その分が原価にのってくる。
この10月1日から人件費も上昇!
"どうやって利益を出すんだ?"
って感じですが。
こうしたスタッフさんが事業継承をする場合
よくあるのがまず店舗の数字を知らない。
今お店の利益は出ている?
損益分岐点は?
あといくら足りない?
原価率は?
客単価は?
商品構成は?
今のお店の数字を知らないと課題が分からない。
で、だいたい「売上をあげたい」と言われる。
売上をあげても=利益じゃない。
このお店の場合、原価率が50%を超えるという。
だったらそこを削減できれば
利益が増える。
コスト削減は、利益に直結する!
なので、売上をあげるのももちろん大事。
でも、まずはコストを見直して欲しい。
でないと売れば売るほど赤字・・・・なんて事に。
というとよく勘違いされるのが
値段はそのままで
量を減らして帳尻をあわせる人がいる。
それだと、お客様満足度が下がってしまう。
意味がない。
お客様の目は鋭いです!
コスト削減の基本は
「ムダ・ムリ・ムラ」をなくすこと。
例えば、下記は整理整頓についての「ムダ」
一言で「ムダ」といっても
発注方法、保管場所、導線などなど
沢山の見直すべき所がある。
私は以前ファミリーレストランの店長をしてました。
コスト削減には随分うるさかったと思います。
例えば、持ち帰りの弁当の容器をとめるために使う
セロテープ。
1cmでもムダに使っていたら文句いう。
だっていらないじゃん。
1cmセロテープがなくても蓋は開かない。
つまり付加価値を産まない。
こうした小さなムダも積もり積もれば
大きなお金になるし
小さなムダを許す心が大きなムダを生む。
なので、まずはお店の数字を知ること。
どこの何がムダなのか。考える。
問題がわかれば改善策が考えれる。
だいたい問題に気づかないので、
改善策も考えられない。
そして、1番多い質問「値上げ」
仕入れ業者さんが毎日
食材の値段をあげてくるのに
なぜ飲食店では値上げしちゃいけないと思うんだろう。
最低賃金があがるということは
給料も変動するってことで
経済水準があがるんだから値上げは必然。
自分の首を絞めてまで
お客様にボランティアで食事を提供したいのかな?
🐸「思い切って値上げしましょう!」
👩「でも・・・お客様が減るんじゃ??」
🐸「そうですね。減るかもしれないですね」
🐸「でも、客単価があがれば客数減っても
売上はあがりませんか?」
🐸「客数が減って今までと同じ売上だったら
人件費削減できませんか?」
1人のお客様にする作業
ご案内。お冷提供。オーダー受け。
料理つくって、料理提供して。
会計して、片付けして。
お客様が減ればその作業がそのままなくなる。
だから人件費も減らせるし。
利益は増えませんか?
👩「!!!!!」
🐸「そして、お客様が値上げを感じないくらい
ごっそりメニュー構成を変えてしまえば
顧客満足度が上がるので、
客数は減らずに、むしろきっと増えます!」
ポイントは「ワクワク」
お客様が値上げした事に
焦点がいかなければいいんです。
手品と同じ。
セブンイレブンの惣菜なんて
匠な技のオンパレードです。
そんなカエルマジック。
この話はまた今度。
#お客様の所のお弁当の試食
#こだわりが詰まってとても美味しいお弁当
#大満足
#でもムダムリムラが沢山
#ここから大改造
#お客様の楽しくなってきたーーって声とともに
#笑顔でコンサルが終わる
#お客様のワクワクした顔がご褒美
#働くひとがワクワクしてれば
#だいたいうまくいく