9日間のホーチミン滞在で感じたもの

2025.6.4

 

 

店長教育とおもてなし力で
飲食店の人手不足を解決する
飲食店コンサルタントの結城です照れ気づき

 

今日はリアル誕生日✨️です

6月4日が誕生日で
6月6日がカエルカンパニーの設立記念日。

 

 

虫の日と

カエルの日

 

 

そんな今日は

ホーチミンでの感じた事を書いておきます

 

 

日本人は夢を見る

 

今日本では

スタッフさんの向上心がない

言った事しかやらない

 

 

人件費は年々高くなり

光熱費や原価も上がるので

経営が苦しくなる

 

 

アルコール離れ

外食離れと

売上をあげるにも苦戦する

 

 

そして世界一の高齢化社会で

未来が不安になる

 

 

そんな中ベトナムに来ると

目の前を大量に走るバイクの数

若い人がガンガン外でビールを飲み

外食をする姿を見て

 

 

人件費が安く

向上心があるベトナム人に

 

 

夢を見る

 

 

ここに出店すれば

日本での不安は

全部解決できるかもしれない

 

 

 

 

人件費が安いから

利益も出る

 

 

出店したい!と

多くの人は思う

 

 

私も最初に来た時には

そう思いました

 

 

どんな業態を出店すればいいか

 

次に考えるのは

どんな業態だったらいけるか?

 

 

ない業態探しをする

 

 

 

例えば、まだホーチミンには

蕎麦屋がないから蕎麦屋をやろう

 

 

居酒屋や日本食のお店は

はたくさんあるから

ちょっと尖った

天ぷら専門店をやろう

 

 

ないものを探しただけの

この発想は

ちょっと良く考えた方がいいです

 

 

ないにはない理由があり

ないものが流行るとは限らないと思います

 

 

その辺は沖縄にも似ていて

蕎麦でいうと

日本蕎麦のお店ができたけど

1年持たずなくなりました

 

 

習慣がない場所には

根付かない

 

 

沖縄で「そば」といえば「沖縄そば」

広島で「そば」といえば「お好み焼き」なんです

 

 

 

 

日本食のお店に求めるもの

 

そしてベトナムでも日本食は

ポピュラーな業態になっていると

思いました

 

 

中心部にいくと

日本語で書かれた看板が

よく目に入ります

 

 

日本でいうイタリアンのような

立ち位置でしょうか

 

 

私達が日本で

イタリアンのお店にいくと

 

ピザ

パスタ

フォカッチャ

 

あって当たり前だと思って行きます

 

 

それと同じ感覚で

日本食のお店に行くと

 

 

寿司

天ぷら

焼き鳥

 

 

全部あると思うんだと思います

 

 

日本人の感覚では

鍋としゃぶしゃぶは違います

 

 

 

 

でもそれは

イタリアンレストラン行って

パスタとペンネが違うと言われるようなもの

 

 

「うちにはペンネしかありません」

「え?ペンネってパスタでしょ?」

 

 

って感じですかね。

理解できないと思います。

 

 

 

 

また日本食のお店に行くと

だいたいどこにいっても

すごいメニュー数で

なんでもあります

 

 

これは日本食だからではなく

ベトナム人の地元の人がいく

ローカル店にいっても

なんでもあります

 

 

ここはそういう文化なのかなと

思いました

 

 

なのでないからと尖る業態は

ちょっと危険な気がします

 

 

現地のスタッフができる事

 

また料理には

ランクがあると思っています

 

 

例えば寿司。

すしアカデミーで数ヶ月で調理場に立てる。

youtubeを見て独学でできる。

確かに。

 

 

 

90点までは、それでもいけると思います。

でも100点になるには

職人の理論と技術が必要です。

 

 

同じ魚を捌くのでも

人間がそうであるように

全部の魚が同じ状態ではありません。

 

 

 

魚を見て

包丁のいれる道を見極めて

最高に美味しい状態をつくれるのは

職人の目利きと技術と経験です

 

 

ご飯を炊くにも

酢をあわせるにも

握り方にも

職人ならではの理論と技法があります

 

 

 

 

単純な料理ほど難しい

 

 

自分が職人として

現場に毎日立つのであれば

それは商品が「寿司」ではなく

「大将の寿司」に変わっています

 

 

 

 

任せるならば

誰でもできる状態にしないといけない

 

 

 

 

そしてベトナムには

ベトナム人のやり方があると思います

 

 

ベトナム人に任せるなら

120点のお店はすぐには出せません

 

 

 

 

また誰でも同じ味にできるように

食材を日本から持ってきて

オリジナルのタレで出す。

 

 

その差別化は面白いですが

そこまで細かいタレの違いが

わかるかどうかは分かりません。

 

 

お金もかかるし

輸送も簡単ではありません。

 

 

また気候の違いは

商品の劣化具合も代わります。

 

 

沖縄なんてすぐカビるし

本土と同じ保存方法では

同じ日数持つかどうかは分かりません。

 

 

「冷暗所」の気温から違います。

 

 

それを日本と違う味になっている

と判断できる人材がいればいいですが

いなければ劣化した商品が並ぶ事になります

 

 

 

 

現地で調合し直す

現地でつくる

現地で仕入れる

方向も検討したいですね

 

 

日本食のブームはみんな目をつけている

 

そして今ホーチミンには

多くの「大手」企業が参入しています

 

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「サイゼリア」ができました。

週末は2時間待ちだそうで

あの安くて美味しいコンセプトは

健在です。

 

 

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「吉野家」「まつや」と
大手の日本食ラッシュです

 

 

レタントンの1当地に

お店を構える大手にしかできない

マーケティングは凄いですね

 

 

ベトナムの家賃は安くないので

低価格の牛丼では赤字だと思いますが

広告宣伝費としては絶大。

 

 

これからどんどん

店舗展開をするのだろうなと

思わせられます。

 

 

大手との戦い方を考えた

出店をしていかないといけない

 

 

そんな瞬間を感じました。

 

 

日本に注目しているのは日本人だけじゃない

 

『日本食が売れる』

 

 

これに目をつけているのは

日本人だけでなく

ベトナム経営者もまた同じ

 

 

日本のベーカリー「Conservo」

この隣に「CoCo壱番屋」

「すき家」が並んでいますが

どれもベトナム人オーナーです

 

 

日本語が話せるベトナム人は

元々日本で働いていた経験を持つ人も多く

日本のFCに加盟して

日本食をベトナムで販売する

 

 

そんな彼らは強いですよね。

吉野家のメニューも

日本とは違うそうです。

 

 

ローカライズできる強さが

彼らにはあります。

 

レタントンで牛丼「吉野家」
さっと行けてサッと食べられるニッポンの味!

 

 

「Conservo」に行きましたが

日本にはないであろう

富士山型のクロワッサンを売っていて

プロモーションもうまい

 

 

日本人にはない発想で

日本の魅力を

プロモーションしています

 

 

 

 

日本って凄いなって思う反面

彼らとの戦い方も考えないといけません

 

 

 

 

結論として

 

ベトナム進出は

日本にはない

古きよき日本が強くなっていった

時代を思い出させる

 

 

これから盛り上がっていくであろう

パワーを感じます

 

 

その一方で

時代は進化していて

 

 

何でもかんでも出せば売れる

そんな時代でもありません

 

 

戦い方はあるけど

マーケティング戦略は重要

 

 

 

 

出店したい場所の

お店は全部行くくらいの覚悟で周り

 

 

現地の人がいくお店にもいき

ベトナム人の文化の風習を知る

 

 

 

バイクが沢山走っているけど

走っているだけで停まりません。

 

 

 

 

屋外広告も日本ほど効果がない?とも

聞きました。

 

 

 

みんなバイクで走っているから

広告はみないんだそうです。

 

 

 

バイクが停まりやすい

つくりのお店には

ピークタイムや雨の日には多数の

Grabバイクの配達員が並んでいます

 

 

 

 

暑いから

オフィス勤務者のお昼ご飯は

ネットオーダーの人も

多いのかもしれないと思いました

 

 

 

 

安価な商品を提供するなら

バイクが停まりやすい場所で

宅配でも売るのもいいのかもしれません

 

 

日本食のお店も

売れてなくて徹底するお店も

増えてきたといいます

 

 

 

 

自分の足で歩いて食べて

現地に住んでいる人に色々と聞いて

日本語が話せるベトナム経営者の話も聞いて

街を見て観察して

 

 

 

どんな業態がどこでうけるだろうと

場所と特徴がリンクするくらいになるには

まだまだ滞在が必要だなと思った

ベトナム9日間でした。

 

 

現地で色々とお話を聞かせて頂いた皆様

ありがとうございました。

 

 

 

感謝しつつ

次の都市Bangkokへ移動しました✨️

 

 

またホーチミン行きます^^

 

 

ではまた明日。

 

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