映画「宝島」を観て来ました。

2025.9.27

 

 

店長教育とおもてなし力で
飲食店の人手不足を解決する
飲食店コンサルタントの結城です照れ気づき

 

 

 

昨日のお酒が抜けなくって

夕方まで本調子にならず・・・・

 

 

仕事を諦めて映画を観に行きました。

 

 

沖縄ロケの映画4作目は

「宝島」

 

映画『宝島』公式サイト | 劇場で、たぎれ!
映画『宝島』 劇場で、たぎれ!出演:妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太 監督:大友啓史 原作:直木賞受賞『宝島』真藤順丈(講談社文庫)

 

 

コザが舞台の話

(正式には嘉手納が舞台)と

聞いていて楽しみに行きました。

 

 

直木賞作家だけある脚本がすごい

 

戦争時代からのコザのお話

実話とノンフィクションとの融合がすごく

全部実話なのか?と思うほどに

素晴らしいストーリーでした

 

 

ノンフィクションの部分があるからこそ

実話が生きる

 

 

修学旅行生がコザに来て

歴史を学んでいるけども

どれだけの人が覚えていて

何を感じるのだろうか。

 

 

この映画を見ると

歴史を伝える事がより容易に

しかも印象に残る

 

 

歴史の伝え方って

こういう手段があるんだなと

とても勉強になりました。

 

 

コザの歴史の流れも明確に理解できた

 

そしてそれは

初めて沖縄に来て

コザに来た人だけの話ではなく

 

 

観光ガイドとして

コザの歴史を修学旅行生に

伝えているけども

 

 

学校に飛行機が墜落して無罪になった事件

糸満の殺人事件

毒ガス事件

コザ暴動

 

 

この事件の流れが断片的だったのが

明確になりました

 

 

そして改めてこの事件を

全てつなげてストーリーの布石までつくった

直木賞作家/真藤順丈

 

 

いやー本当に世の中には

すごい人がいるんだなと改めて感動しました。

 

 

いつも映画を見ても

原作を読んでみたいと思った事はなかったけど

今回は初めてそう思いました。

 

 

また出演者の方々

沖縄の人じゃないのに

沖縄の方言やイントネーションが秀逸。

すごいなあと関心し

私も頑張ろうと思いました。

 

 

戦争が終わってない沖縄

 

映画を見て色々な感情が

人それぞれ沸き起こっていると

思います。

 

 

私がこの映画を見て思ったのは

広島と沖縄の違いでした

 

 

沖縄では4人に1人が

戦争でなくなった

 

 

この数字は良く聞く数字です。

 

 

広島では原爆で2人に1人が

なくなりました

 

 

沖縄では激しい沖縄戦があり

日本が最後の戦場にした場所でもあり

援軍が来なかったなど

 

 

見捨てられたという

感情が沸き起こっています。

 

 

これは先日見た

「木の上の軍隊」でも出てきました。

 

 

広島と長崎は

一方的に原爆が落とされて

戦う事すらなく町がなくなりました

 

 

 

現在の米軍基地は

日本で78箇所

 

 

そのうちの70%

31箇所が沖縄にあります

 

 

広島には6箇所

山口には2個所

長崎には3個所の基地があります

 

 

 

 

 

コロナ中には

米軍基地からの流出がきっかけで

沖縄と広島、岩国だけに

緊急事態宣言が発令された時もありました

 

 

戦争で

沖縄もすごい被害にあっていますが

広島も相当な被害にあっています

 

 

だけど違うのは

 

広島では一度も

日本が悪いという話を聞いた事がないんです

 

 

 

 

原爆のおかげで

戦争は終わりました

広島長崎の多くの人を犠牲にして

 

 

だけどなんででしょう。

日本が広島を捨てたって

感情はないんです

 

 

アメリカも恨んでません

あいつらのせいで!という感情も

あまり聞いた記憶がないんですよね

 

 

戦艦大和をつくっていたり

毒ガスをつくっていたのだから

標的にされても仕方なかったって話は

聞いた事があります

 

 

戦争は駄目だ

戦争のせいで

という感情が強く

 

 

二度とこのような事が起きないように

私達が平和の大事さ

戦争の酷さを伝えていかなければならないという

使命感を強く学びます

 

 

この感情の差はなんだろう。

 

 

 

 

沖縄戦の前の日本が戦争をしていた時代

フィリピンが日本だったような時代

沖縄ではどんな生活が広がってたんだろう

 

 

映画の中で

「また戦争をしないように

誰かが見張らないといけない」

 

 

という言葉がとても印象的でした

 

 

シンガポールにある戦争博物館にいった時

日本がいかに酷かったかと

映像までつくってあり

ここにいたら刺されるんじゃないか?と

思うほどに日本兵の行動が展示されてました

 

 

日本は小さな島国なのに

大国アメリカと並んで戦うほどに

アジアなんてほとんど日本でした

 

 

 

 

だから見張り役として

アメリカが基地を置き

また日本が悪さをしないように監視する

 

 

それで世界の平和が保たれる

 

 

という事なんだなと理解しました。

 

 

日本が負けて

アメリカが統治下に置いた話で

万歳三唱した国もあったんでしょうね。

きっと。

 

 

だからといって沖縄に基地がある事が

いいと言ってるわけじゃなく

 

 

でも映画の中にあった

問題を起こすアメリカ兵を襲って懲らしめていると

 

 

「外出禁止令が出たらどうするんだ!

そうしたら店も女の子も

生きていけなくなるさ」

 

 

という言葉もまた印象的でした

 

 

基地は反対

でも基地のおかげで経済が成り立っている

 

 

何が正解かわかりませんが

とりあえず広島と沖縄のこの感情の違いを

もっと知りたいと思いました。

 

 

ぜひ多くの人に観ていただき

沖縄の人の感情を知って欲しいですし

沖縄のコザの歴史を知って欲しいです

 

 

そして多くの人と議論ができると

少しはこの感情の差を知る事に

つながるのかなと思いますので

ぜひ話したいです。

 

 

ではまた明日。

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