沖縄本島全域断水。飲食店が“今日すぐにやるべきこと”まとめ

2025.11.24  vol.781

 

 

小さな飲食店の味方になりたい

カエルカンパニーの結城です。

 

 

今日の午後から

沖縄全県で断水のニュースが流れ

大慌てです。

 

 

沖縄の広範囲断水 復旧は25日以降 - Yahoo!ニュース
沖縄県企業局は24日午前、沖縄本島北部で漏水が発生した影響で同日正午から、豊見城市や南風原町など11市町村で全域、那覇市や恩納村など6市村で一部断水する見込みだと発表した。県企業局によると、別の導水

 

 

3連休の最終日のランチ

12時に断水だなんて・・・・・
発表が10時前。

 

 

満席なのに断水のニュースを知らずに

いきなり断水になったなんて

お店がない事を願います。

 

 

 

 

しかもかなりの広範囲に渡っての断水となり

夜営業の飲食店さんは臨時休業を

急遽決断したお店もあると思います。

 

 

本当に痛いですよね。

 

 

何かお役に立てればと思い

断水時の営業を決断した方のために

やるべき事をまとめました。

 

 

沖縄県が発表した資料も

共有しておきます。

 

 

 

 

【緊急(今日すぐにやること)】

 

断水域には入ってないエリアでも

今すぐに断水するという事ではないですが

残された給水設備でカバーをするなら

水不足になる可能性もあるかもしれません。

 

 

 

 

”今すぐやること”

 

① 水の確保

 

  • ポリタンク/鍋/寸胴鍋/バケツ/ペットボトルなどを総動員
  • 「生活用水」と「飲料用水」を分けて確保
  • 製氷機のストックも満タンにする

※特に洗浄用の“つけ置き水”が多めに必要になります。

 

 

 

 

② 断水に備えて“仕込み量”を制限

 

→ 仕込みすぎると、洗い物ができなくなった時に困る。

  • 揚げ物・麺類・汁物・サラダなど「仕込みに水を使う料理」を一部制限
  • 日持ちしない食材は控えめに在庫調整する

急速冷凍機などがあるお店だと

今のうちに仕込んでおいて

加熱で提供できるものを増やすのも良いです。

 

 

 

 

③ スタッフ全員に“断水時の動き”を共有

 

・営業続行か、メニュー縮小か
・洗浄ができない時の代替手順
・節水ルール
・トイレの利用方法(バケツ方式など)

 

 

営業すべきかどうか?の判断とは

 

断水しているから臨時休業

って決断をするお店もあれば

 

 

それでも営業するという

お店もあると思います。

 

 

営業的にはチャンスでもありますし

困っている人を放っておけない人も

いるので、何が正解かはわかりません。

それも、経営判断です。

 

 

今回断水エリアでないお店は

いつも以上に多くのお客様が

来店される可能性があるので

 

 

その準備も十分にしておいた方が

良いかもしれません。

 

 

 

 

どちらの判断にしても

こういう時はスタッフのシフトも難しいので

経営者が踏ん張るしかない。ですね。

 

 

私も以前店長をしていた時

ガスの供給が

今回のような事故で止まった事がありました。

 

 

お店は大丈夫でしたが、近隣が止まったので

スタッフ全員帰らせて

 

 

こんな時だからそんなお客様も

こないだろうと思っていたら

 

 

自宅でガスが使えないから

料理ができないと沢山のお客様が来られて

1人で本当に辛い経験をした事があります。

 

 

営業を決断したお店は

覚悟して準備した方が良いかもしれません。

 

 

【水を使わないメニューの考え方】

 

断水の中

開けてくれるお店は

お客様からすると「神」のような存在。

 

 

だからこそ開けるという決断をしたお店に

やって欲しい工夫をご紹介します。

 

 

① 提供メニューは“水を使わない商品”に絞る

 

例えば・・・

  • 丼もの
  • 焼き物、炒め物
  • 揚げ物(油量で調整できる)
  • パン・タコス・ピザ
  • 定食 → できれば汁物なしで提供

 

避けたい料理

 

  • 麺類(茹で湯が必要になる)
  • 洗い物の多い料理
  • 大量の野菜洗浄が必要なもの

 

 

【洗い物を出さない工夫】

 

食器はサランラップやビニール袋に入れて

提供をすると、ラップだけをゴミとして捨てて

軽くアルコールで拭き取りだけで提供できます。

 

 

もしくは使い捨て容器を使う。

コストが高くなるので、サランラップ方式が

おすすめではあります。

 

 

洗浄が甘くなると菌の発生も怖いので

衛生的にも洗い物がでない工夫が必要です。

 

 

例えばこんな感じに

食器にビニール袋を被せて使用することで

洗い物をゼロにすることができます。

 

 

 

海外では屋台で良く見る風景です。

 

 

 

手洗いは必須!

断水中だからと怠る人がいますが、

食品衛生が最優先です。

 

決して手洗いをしないなんて事がないように⚠️!

 

 

 手洗いはアルコール+最低限の流水で。

 

 

  石鹸 → アルコール → 最低量の流水または

 

アルコールをかけて

  ペーパータオルやウエットティッシュ

  おしぼりで拭き取ります

 

 

 

 

一番困るのがトイレ・・・

バケツにため水を準備して

水を流す時は柄杓で水を流す

トイレットペーパーは

便器に捨てないでゴミ箱に入れて貰う

大きい時だけは・・

バケツで水を流すなど

お水やバケツの用意が沢山必要です。


調理はなんとかなったとしても

トイレの問題が解決できないから

営業できないケースもあるかもしれません。

そんな時は

テイクアウト営業だけでも

喜ばれる事もあると思います。

今日はコンビニでもスーパーでも

惣菜が買えますが

明日は、厳しいかも知れません。

テイクアウト営業だけでも

場所によっては

「神的存在」になるかもしれません。

既に観光地では

トイレが使えない所もあるようで

観光客が困っているようです。

那覇空港では1日分の通常営業ができる位の

貯水があるそうなので明日中に復旧すれば

大丈夫のようですし。

大きなホテルでは2日分の蓄えは

あるようです。

今日午前中に伺っていたお店では

いざって時のために貯水タンクは

外さずに活用しているとか。

そんな備えがあるお店はいいですが

ないお店は大変。

今の所の情報では25日以降としか

復興は発表されていませんが

明日の復旧を願いましょう。

今日の断水は多くの飲食店に

とって大きな負担ですが、


こんな時にこそ

“準備しているお店” が強くなります。


明日どうなるかはまだわかりませんが、
まずは今日できることを

一つずつやっていき

少しでも早い復旧を願っています。

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