2025.11.27 vol.784
小さな飲食店の味方になりたい
カエルカンパニーの結城です。
今日からしばらく沖縄を離れます。
離れる前は部屋の掃除をして
全部洗濯もして帰ります。
今日も予定を済ませて家に戻り
洗濯して掃除して。
荷造りをして今空港でブログを書いています。

そんな今日のテーマは
“飲食店の清潔感と非日常空間” についてです。
清掃は非常に重要な要素
掃除をしながらふと思いだしました。
先日いったカジュアルBAR
トイレが凄い事になっていました。
アジアの安いマッサージ屋さんみたい。

一応、アメニティも色々と
取り揃えられているのですが

写真じゃわかりにくいかもしれませんが
埃がたまっていたり
ブラシには髪の毛がついていたり
(↑誰かの使用した後)

使ってみよう!という気には
ちょっとならず・・・
髪の毛用のスプレーと
トイレマジックリンが一緒に置いてあるのも
「???」な感じでした。
トイレの清潔感は
料理の美味しさより
強く印象に残ることがあります。

飲食店では清潔感=美味しさにつながる
アジアのマッサージ屋さんであれば
これでもいいのですが
飲食店でこれだと
キッチンの中も
汚いんじゃないか?!とか
衛生的に大丈夫か?
と不安になってしまいます。

中国の杭州に行った時に
キッチンの中に監視カメラを設置し
お店の外から見えるようになってました。

ルールで厨房の様子を監視カメラで
中継してお店に入る前に確認できるように
なっていました。
中国では“見える化”で
改善する文化ですが
日本は「見えないところまでこだわる」
おもてなし文化です。

見えない所もきれいに。
見える所はもっときれいに。
お客様が外食をする理由
昨今、外食の機会は減っていると
言われています。
中食も冷凍食品も
Uberも発展しており
自宅でも食べたり飲んだりできる中
飲食店に求められるのは
”非日常”です。

飲食店がお客様に提供すべきものは
料理だけでなく “非日常空間” です。
なのでトイレといえど
家のトイレと同じようなものが
見えるのは嫌ですし。
むしろ家のトイレより汚いのは
問題外です。
美意識=清潔感に
直結します。

どれだけ料理が美味しかったとしても
離島でここしか飲食店がない!って
状態でもない限りは・・・・
このお店を選ぶ理由が
見当たらない人も
多いのではないかと思います。
お客様の目に見える所は
また今日お昼に行ったお店では
入口入ってすぐのカウンター下が
段ボール沢山。

資材置き場になっていました。
もちろん置き場がないとか
オープンしたばかりでとか
いろいろな理由があると思いますが
ここに置いたら駄目なわけではなく
お客様に見える事を
意識してないのが問題なんです。
ディズニーランドの非日常設計に学ぶ
ディズニーランドの自販機を
見た事がありますでしょうか?

”非日常”を求めてくるお客様に
”生活感=日常”を連想させるものは
一切置かない。
という考え方のもと
ランドの雰囲気に溶け込むデザインの
自販機が設置されています。

更に凄いのが
納品をするのに台車に載せて
ランド内を走ることはなく
地下通路(ユーティリティ・コリドー)
が張り巡らされているんです。
商品の搬入、ゴミの回収、キャストの移動などに
利用されており、パークの「魔法」のような
雰囲気を維持するのに役立っています。

自動販売機の商品補充も
この効率的なバックステージシステムを
通じて行われているそうです。
建築費用は莫大にかかります。
それでもお客様に見せない事を
優先させているんです。

このお店でも
置き場所はここでもいいけど
見えないようにカウンター下に
ドアをつけるとか。
ポスターやイーゼルで隠すとか。
棚を置いて
魅せる収納にするとか。
あまり布を使いたくないですが
布で隠すとか
やり方はいくらでもあると思うんです。
お客様は飲食店に
非日常を求めてきている。

この意識は忘れないで欲しい。
だから・・・・
トイレのアメニティーも
家と同じじゃ駄目!!!
洗剤も見せない!!

家にもあるハンドソープそのまま
置いておくのではなく
一度詰め替えましょう。
もしくは詰め替えなくても
かわいいハンドソープも増えています。
ホテルのような空間をイメージすると
わかりやすいかもしれませんね。

良くアメニティは置いた方が
いいですか?という質問も
されるのですが・・・
管理できないから
置かない方がいいと思います。
トイレは“お客様の心をつかむ
最終チェックポイント”です。

今日、ぜひ自分のお店のトイレを
もう一度覗いてみてください。
「非日常」が届けられているかどうか
答えはそこにあります。
ではまた明日✨️

