2025.12.27 vol.794
小さな飲食店の味方になりたい
飲食店コンサルタントの結城です。
忙しいのに売上が伸びない
人が定着しない
クレームで心がすり減る
そんな飲食店の“現場あるある”を
一緒に整理し、立て直す仕事をしています。
今日のブログのテーマは
お客様の感情を置いてけぼりにしない。

イマーシブ・フォート東京の閉店から学ぶこと
今日こんなニュースが入ってきました。

「イマーシブ・フォート東京」
営業終了のお知らせ

沖縄で話題の「ジャングリア」運営会社
株式会社刀が運営する施設です。
沖縄の新聞にも掲載されるなど
ジャングリアは大丈夫なのか?!
沖縄県民の皆様は心配されている事と
思います。

「イマーシブ・フォート東京」の
閉店の理由は
Googlemapのコメントを見ると
明らかです。

先日のブログで
売上不振の理由は
現場とネット上にあると書きました。

今回もまさにその事例として
わかりやすい事例なので紹介します。
どんな施設なのか
「イマーシブ・フォート東京」は
来場者が単なる観客ではなく
物語の登場人物になって体験する
没入型エンターテインメント。
音響・照明・セット・演者が一体となって
その世界観の中に入り込む
ライブ体験が特徴の施設です。
従来の“見るだけ”のテーマパークと違い
観客自身がアクターとして参加する点が特徴です。

聞いただけでも
入念な説明や参加者を1つにする事が
大変そうなイメージですが
このオペレーションが煩雑だった事もあり
お客様からの紹介や
再来店がなくしりすぼみになったようです。
売上減少の答えは全てネットと現場にある
全体のGooglemap評価は
4.3と悪くないのですが
低評価レビューは詳細に記載された方が
多く信用性が高いです。
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とまあこんな感じ。

詳細なオペレーションが十分に組まれず
来場者を導く明確な世界観の「軸」も
伝わりにくかった印象です。

ちなみにGoogle評価としては
4248件の口コミで4.3です。

この低評価の口コミの割に悪くない背景には
こんな口コミを見つけました。
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口コミ投稿で1000円OFFクーポン
貰えるんだそうです。
そうすると評価高くしないと貰えない心理が
働くので高くなりますよね。
ちなみに飲食店でもよく
口コミしたら〇〇プレゼント!って
よく見かけますが・・・
⚠️Googleの規約違反になります⚠️
見つかるとアカウント停止になる可能性も
ありますので、ご注意ください。

お客様の立場に立って考える
さて口コミの中にある
「どちらにされますか?」
「え?何が?」って反応は
飲食の世界でもあるあるですよね。

例えばステーキのソースを選ぶのに
「グレイビーソース」か
「ガーリックソース」
どちらにされますか??と聞かれるとします。

スタッフからすると
うちのお店はこの2種類の味なんだから
どっちか選んで。
って感じですが
お客様からすると
どちらがどんな味か分からないのに
選べない!って感じ。

グレイビーソースと聞いて
100人が100人味の想像はできません。
このお肉にはどっちが合うのか
どんな味なのかだけでも
教えて欲しいと思いますよね。
会社の弱みは全てのお店に出る
もう1つ興味深い口コミを見つけました。
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『この待っている間座る場所がない』とか
先ほどの口コミにあった
『サービスでドリンクをくれるけど
全員が座れる椅子がない』
という状況。
どこかで見た事がありませんか?

そう初期の「ジャングリア」と同じなんです。
「ジャングリア」でも
暑い中長い時間待つのに屋根がない
雨が降っても雨宿りできる場所がない
椅子がない
というクレームが多くありました。
私は新しい企業さまのご依頼を
頂く時には必ず
「全店舗見せて欲しい」と要望します。
全店舗お店を見る事で
共通の問題点が見えるからです。

いつも思う事は
その会社が苦手なことは
全店舗に反映されています。
この椅子がないなどの
お客様の立場に立ったおもてなし設計は
株式会社刀の苦手分野のようですね・・・・
失敗から学ぶこと
今回のニュースで、
「ジャングリアは大丈夫なのか?」
と不安に思った方も多いと思います。

ただ、施設の成否は
話題性や演出の派手さだけで
決まるものではありません。
・分かりやすい導線
・待つ人への配慮
・迷わせない設計
この“基本”ができているかどうか。

これはテーマパークでも、
飲食店でも同じです。
新しい挑戦をする時こそ
現場を丁寧に設計すること。

この2つのテーマパークが
教えてくれる問題点を店舗に生かし
長く愛される施設・お店をつくる
ヒントになる事を願って
このブログを書いています。
大きな施設で起きていることは、
小さな店でも、必ず起きています。
だからこそ、
他人事にしない。
現場とネットを見て、
小さな違和感を放置しない。

それが、
長く愛される店をつくる
一番の近道だと感じています。
今日の話が、何か一つでも
現場を見直すきっかけになれば嬉しいです。
また「イマーシブ・フォート東京」の閉店
これまでの経験を元に
「ジャングリア」が
よりよい施設へ成長する事を願っています。
ではまた明日✨️
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