「安くて美味しい」は、誰にでもできるわけじゃない

2026.1.9  vol.807

 

 

 

 

小さな飲食店の味方になりたい
飲食店コンサルタントの結城です。

 

忙しいのに売上が伸びない
人が定着しない
クレームで心がすり減る

 

そんな飲食店の“現場あるある”を
一緒に整理し、立て直す仕事をしています。

 

今日のブログのテーマは

 

 

 

 

 

 

安くて美味しい、は本当に良いこと?

 

昨日、久々に

コンサル仲間の友人と

食事をしました。

 

 

お互いの情報交換や

仕事の話など、有意義な時間。

 

 

 

 

選んだお店は

かねてより行きたいと思っていたお店。

 

 

帰り際、友人が一言。

 

 

「ここ、安くて美味しくていいね」

 

 

その言葉を聞いた瞬間、

私は少しだけ違和感を感じました。

 

 

 

 

“安くて美味しい”は、

本当にいいことなんだろうか?

 

 

明らかにこのお店は

売上ほしさに

無理をしていると思ったからです。

 

 

沖縄の弁当は、正直安すぎる

 

そのお店に貼ってあったPOPが

幕の内弁当600円

3個以上で近所だと配達します。

 

 

って。

 

 

 

 

全国的に見ても

沖縄の弁当は「安すぎます」

 

 

パックいっぱいに入って

500円とか!!

 

 

 

 

コンビニでもそんな値段では

買えません・・・

 

 

安さの理由は

多くの場合

利益計算をしていないこと

 

 

・・・だと思っています。

 

 

それでも「安さ」を成立させているお店もある

 

ただし

安さを保つためにちゃんと

企業努力をしているお店も

あります。

 

 

コザにある「中央マート」では

大きな冷凍庫、冷蔵庫を所有し

 

 

まとめ買いによって

コスト削減をしています。

 

 

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昨年は値上げもされましたが

お客様は離れず

今もいつも賑わっています。

 

 

 

 

実は、この大量の食材確保は

単なるコスト削減だけが

理由ではありません。

 

 

最大の理由は

「台風対策」です。

 

 

沖縄では台風が来ると

1週間以上、食材が入ってこない

ということも珍しくありません。

 

 

入ってきても凄いお値段。

 

 

 

それでも

「そんな時こそお弁当を必要としている人に

ちゃんと提供したい。」

 

 

そう考えての備えだそうです。

 

 

実際、2年ほど前の

ブーメラン台風の時

 

 

 

 

コンビニですら

お弁当が並ばなくなった中

 

 

「中央マート」は

いつも通り営業していました。

 

 

 

 

警備会社の方や

停電して料理ができなくなった方など

多くの人が助けられたと聞いています。

 

安さ=無理している

安さ=利益を削っている

 

ではなく

 

安さ=備えと設計の結果であり

地域を支える覚悟でもあります。

 

 

安い値段の違和感の正体

 

昨今

本当に原価が上がっています。

 

 

例えば

沖縄そばの三枚肉やソーキ。

 

 

 

 

お肉の原価が上がる一方で

1,000円超えでないと合わない。

 

 

それを890円で出しているお店の

リアル原価は49.9%でした。

 

 

三枚肉そばを

やめたお店もあります。

 

 

よほどの食材ルートを持ってないと

無理なんです。

 

 

沖縄の弁当が安い理由

 

沖縄のお弁当が安い理由は

決して「気合」や「努力」

だけではありません。

 

 

・大量仕入れができる設備がある

・独自の仕入れルートがある

・固定販売先(学校・福祉施設)がある

 

 

きちんと優位性を持って

取り組んでいるからこそ

成り立っています。

 

 

 

 

それは決して

誰にでもできることではありません。

 

 

地元の人のために

地域を支える覚悟があるお店が

成り立っていると思っています。

 

 

キングタコスを真似できなかった理由

 

以前、タコライスの有名店

「キングタコス」の

レシピを作ろうとしたことがあります。

 

 

 

 

何度作っても

どうしても原価が合わなかった。

 

 

それは、

レシピの問題ではなく、

仕入れと仕組みの問題でした。

 

 

 

 

 

あのチェダーチーズは

沖縄にしか流通していない。

 

 

昔は乳製品が

基地が安く手に入ったから

大量仕入れができた。

 

 

そのチーズの固形を

独自のルートでまとめ買いし

セントラルキッチンで

スライスにする

 

 

だから

あの価格と量が成立している。

 

 

 

 

簡単に真似できるわけがない。

 

 

値段だけを真似すると、必ず苦しくなる

 

沖縄の安い値段で

成り立っている

お弁当やメニューは

 

 

・利益を考えていないか(無理をしている)

・独自ルートや設備を持っているか

・大量調理が可能か

・人件費を安くできる仕組みがあるか

 

 

そのどれかです。

 

 

 

 

「沖縄のお弁当は安いから
この値段じゃないと売れない。」

 

 

それは思い込みです。

 

 

安さで成り立っている店は
安さで成り立つ

“理由”を持っています。

 

 

小さなお店が生き残るために

 

その理由を持たないまま
値段だけを真似しても
苦しくなるだけです。

 

 

 

 

だからこそ

 

 

値段で勝てないなら、
自分だけが勝てる土俵を見つける。

 

 

 

 

それが、
小さな店が生き残るための
一番現実的な戦略だと

私は思っています。

 

 

皆さんの道を見つけるお手伝い

いつでもしますので

気軽に声かけてくださいね。

 

 

 

 

ではまた明日✨️

 

 

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私は沖縄・広島の公的支援機関の専門家として登録しています。

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